エンジンの生産工程は大きく分類すると下記の3つの工程になります。それは、最終的に組み立てる工程、作られた素形材を機械加工する工程、鋳造・鍛造によってエンジンブロック、シリンダーヘッド、クランクシャフト等の素形材を造る工程にわかれます。エンジン工場は1個流しをする組立ラインと、そこに部品を供給する機械加工ライン、また機械加工に素形材を供給する鋳造・鍛造工程があります。

鋳造・鍛造工程
金属に高温を加えると、溶解して液状になります。この溶解金属を、原型(模型)で耐火度の高い鋳造砂で鋳型を作り、その空洞のところに注入し、凝固すると原型と同型の製品ができます。この加工法を鋳造法といい、できた製品を鋳物と言います。そしてできたものをできた製品を鋳物といいます。鋳造法は大量生産品を安価に作れる特徴があります。鉄の鋳造の場合、原型(模型)を鉄で作ります。これは大量生産のため、木型では耐摩耗性で問題があるためです。この型を使用し、鋳型機を使用して鋳型を作ります。それに電気炉等で溶解した鉄を流し込みます。これを鋳込みと呼びます。鋳込み後、鋳型から鋳物を取り出し、湯口や湯バリなどをとり、砂落しを行って鋳物の肌をきれいにします。

次に。鍛造工程です。鍛造には作業方法によって分類すれば、自由鍛造と型鍛造に分かれます。自由鍛造は手作業によってハンマーと金敷とにより形成する鍛造法です。この方法は相当な熟練を必要とするうえ生産性も低いため、一般の自動車部品の生産は行なわれていません。型鍛造は同一形状で多量に生産する場合に採用される方法で、これを使えば寸法制度が高く、相当複雑なものでもよく、生産速度も速いという利点があります。自動車産業をはじめ様々な分野で、鍛造品の加工に利用されている方法です。この場合、しだいに製品形状に変えていくように数組の金型により、完成させることが多いようです。この方法には熱間鍛造、温間鍛造、冷間鍛造の3つがあり、熱間鍛造は材料を加熱し今までの結晶が消え、新しい結晶粒が出てくる温度で加工する方法です。冷間鍛造は熱間鍛造以下の温度で、成形する鍛造です。そして、熱間鍛造以下の温度で加熱して成形する鍛造を、温間鍛造と呼んでいるようです。

機械加工工程
エンジン工場で主に機械加工を行う部品にはシリンダーヘッド、カムシャフト、コンロット、クランクシャフト、シリンダーブロックがあります。これらの部品の機械加工は工作機械を20台以上並べ、トランスファー装置で結んで群管理する加工が主となっています。そして、ロッボットで、これら、部品をかこうしていくのです。

組立工程
エンジン組立の初めの部分であるショートラインとベアラインは、全自動化が図られているが、その後のファイナルラインでは人の作業を集中させています。エンジン組立では約70%が自動化されているということです。こうして、多種類の部品を組み合わせ、エンジンを作り上げていきます。